ベトナム滞在中に新型コロナウイルスに感染したら?

当サイトではベトナム政府が発表する内容に基づいて正確性を期してまとめていますが、もしもの際にはあらためて関係各所へご確認ください。

ベトナム滞在中は、ベトナム政府が推奨する新型コロナウイルス感染対策「5K」を遵守します。

5Kとは?

  • マスクを着用する
  • 手指の消毒
  • 人と人との距離を保つ
  • 密集しないこと
  • 医療申告を行う

医療申告義務は撤廃されました (2022年4月26日発出、書面番号2118/ BYT-DP)

5Kから2Kへ緩和されました(2022年9月8日)

NEWS|5Kから2Kへ、新型コロナウィルス感染防止対策アップデート

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どんなに気を付けていても、ベトナム滞在中に新型コロナウイルスに感染、またはPCR検査・抗原検査で陽性反応を示すことがあるかもしれません。

この記事では、ベトナム滞在中に新型コロナウイルスに感染、またはPCR検査・抗原検査で陽性反応を示した場合について、くわしくお伝えします。

状況は日々変動しています。2022年9月時点の情報であることをご了解のうえ、ご査収ください

感染したかも?と思ったらすべきこと

緊急連絡先へ電話で一報を入れる

ベトナム滞在中に次のような症状の心当たりがあれば、速やかに緊急連絡先へお電話にて連絡ください。

  • 発熱(37.5℃以上)
  • 強いだるさ(倦怠感)
  • 喉の痛み
  • 下痢
  • 味覚・嗅覚の異常
  • 胸の痛み
  • 呼吸困難(深い呼吸や 10 秒間続けての呼吸ができない)
  • 呼吸回数が多い(目安:1 分間に 20 回以上)

検査

緊急連絡先への一報のあとは、ご宿泊ホテルの客室内で待機します。

宿泊ホテルを通して、地域を管轄する保健省の医療スタッフによってPCR検査が行われます。

PCR検査には別途費用がかかります。金額は50万VND(およそ2500円)。費用は現地通貨(ベトナムドン)で直接医療スタッフへお支払いください。

ベトナム滞在中に陽性反応が出たら?

PCR検査の結果、ベトナム滞在中に陽性反応が出たら、保健省からの指示に従うことが義務付けられています。

医療施設への通院が必要な場合には、保健省が指定した病院へ通院または入院。

または、そのままご宿泊ホテルでの隔離・療養となることも。

すべてにおいて、陽性者の症状や状況により保健省によって決定されます。ベトナム滞在中に陽性反応が判明した場合、保健省からの指示に従うことが義務付けられています。

※ 医療施設療養:指定医療施設はなく、選択不可
※ ホテル療養:基本的には利用ホテルの延泊ですが、ホテルの稼働状況などにより叶わない場合には別途施設となる

PCR検査において医療施設またはホテル療養が決定する目安は、
PCR検査結果の数値により、軽症の場合にはホテル療養、それ以外の場合には医療施設に入院となります。

先にお伝えしたように、新型コロナウイルス感染による通院・入院の場合、ベトナムの保健省(日本でいう厚生労働省)が指定する医療施設を利用することになります。

医療施設内では日本語は通じませんので、弊社の日本語通訳電話サービスをご利用いただくとスムーズです(通話代・通訳代は別途料金がかかります)。

保健省が指定する医療施設は、日本で加入された海外旅行保険内のサービス「キャッシュレスメディカルサービス(支払いなく受診できるサービス)」には適応しないことがほとんど。

現地で現金(ベトナムドン)またはクレジットカードでお支払いいただき、日本へご帰国後に保険会社へご請求、審査が通れば返金される流れです。

また、医療施設によってはクレジットカードが使えない場合もあります。

街中のATMでキャッシングをするか、あらかじめ現金(ベトナムドン)を準備しておくとスムーズです。

キャッシングや支払いなどのクレジットカードを利用時、日本とはちがって暗証番号が必要な場合があります。

渡航前にクレジットカードの暗証番号を必ず確認しておきましょう。

いつ日本に帰国できる?

では、いったいいつ退院・隔離解放されるのでしょうか。

陽性反応が出て医療(宿泊)施設で治療・療養した場合、隔離・治療期間が3日経過し、症状が軽くなり薬剤を使うことなく発熱がないことが確認された上、陽性反応が出てから数えて4日目にPCRを再受検し、結果が陰性であれば退院・解放となります。

医療施設での隔離・治療期間3日間を経てもなお検査結果が陽性の場合、さらに3日間の隔離・治療を続けます。

医療費や滞在費・通訳費や移動費など現地で発生した諸経費は、基本的にすべてベトナムご滞在中に現地にてお支払い(お立替)いただきます。ご帰国後に必要な海外旅行保険申請手続きのため、診断書や領収書は現地にて必ずお受け取りください。退院後の発行は不可となりますので、ご注意ください。

「いつ退院(解放)できる?」の例

  • 6月7日:陽性判明
  • 6月10日:発熱なし・異常なしが確認された上でPCR再検査 → 陰性~解放
  • →陽性~6月13日にPCR再検査、以降陽性が出るまで3日おきに再検査を行う

ベトナム旅行中に濃厚接触者になったら?

ベトナム当局が定める「濃厚接触者」とは、

陽性者の発症3 日前から隔離されるまでの期間に、 2 メートル以内で接触した場合を「濃厚接触者」

とされています。

ですから、ご家族や同行者だけでなく、ツアーの場合にはガイドやドライバーを含むツアー全体が「濃厚接触者」に指定される場合があります。

ベトナム滞在中に「濃厚接触者」に指定されたら、衛生局の規定にそって行動します。

ベトナムでは「濃厚接触者」という概念は撤廃されました

たとえばツアーの仲間のうち陽性者が発生しても、ツアー全体の隔離・PCR検査などはありません。

日本入国のためにベトナム現地でPCR検査を受けて陽性反応が出た場合でも、基本的な段取りは上記と同じです

まとめ

ベトナムで新型コロナウイルスに感染した場合のより詳しい内容は、以下のリンクよりご確認いただけます。

保護中: ベトナムで新型コロナウイルスPCR検査で陽性になった場合の現地旅行会社の対応

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