
ベトナム保健省は、3週間で感染者数がわずかに増加したことを受け、国民に対し新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への警戒を勧告した。
保健省は5月14日水曜日、今年に入ってからハノイ市やホーチミン市を含む全国27省市で148人の感染が確認され、死者は出ていないと発表した。
過去3週間、ベトナムでは毎週約20人の新規感染者が確認されているが、いずれも重症者はいない。
保健省は、この状況に対応して監視を強化し、状況を綿密に監視するとともに、医療施設および地域社会における予防・抑制対策の実施を強化。特に妊婦、基礎疾患のある方、高齢者といった高リスクグループに対し、患者の入院、救急医療、効果的な治療のための準備態勢を整え、死亡者の発生防止に努めている。
国民に対し、公共の場、公共交通機関、医療施設ではマスクを着用し、不要不急の大規模な集会は避け、清潔な水と石鹸で頻繁に手を洗うか、手指消毒剤を使用し、健康的な食事を維持し、定期的に運動し、発熱、咳、息切れなどの症状がある場合は最寄りの医療施設で直ちに医療機関を受診するよう勧告。
保健省は、新型コロナウイルス感染症の感染者数が多い国から入国または帰国する人は、自身、家族、そして濃厚接触者を守るため、積極的に健康状態を監視する必要があると述べた。