【おすすめ書籍紹介】ドクさんに関する事前勉強資料/PR

この記事では、Ducさんの講話前に読んでおきたい書籍を紹介しています

声を聞かせて、べト

ドク自身の言葉で初めて語られたベトナムの結合双生児「ベトちゃん・ドクちゃん」奇跡の二十年。
ベトナム戦争の枯葉剤の影響でお互いの身体がつながったままこの世に生を授かった二人。弟ドクは、片足しかないものの元気である。しかし、兄のベトは、かすかな反応は示すものの寝たきりの状態で、ベトナムツウヅウ病院でドクと同じ部屋で暮らしている。

ドクはベトに毎日のように話しかける。「昔みたいに笑ってよ、昔みたいに一緒に遊ぼうよ、ベト。ぼくはね、今日、こんな勉強をしたんだ。仕事先ではね、ほめられたんだ。ベトが元気になったら、ぼくが今まで遊びに行ったカラオケやサッカー観戦、いろんなところに連れてってあげるよ」

生き別れの実母との再会、分離手術、いじめ、初恋と別れ、孤児やお年よりの人へのボランティア、エンジニアの仕事……。感動のノンフィクションである。

また、本書の印税はすべてベトナムの障害をもつ子供たちのために使われます。

ドクちゃんは父になった

ベトちゃん・ドクちゃん分離手術から25年――
困難な手術、生きるための知られざる努力の感動秘話!
結合双生児で生まれたドクが父になるまでには、彼自身と周囲の努力があった。
息を呑む手術シーンから、彼を支えた医師や看護師たちの感動溢れるエピソードを綴る。
〝ベトちゃんドクちゃん〟の分離手術のことは、一九八八年当時、日本でも連日報道され、大変な話題になりました。
臓器など共有部分を多く持つ彼らの手術は、困難を極め二人の生命は何度も窮地に陥りました。
四半世紀が経ったいま、結合双生児で生まれたドクが父になるまで、彼自身の努力の日々と、
彼を支えた医師や看護師、温かな人の輪のドキュメンタリー。

べト・ドクと考える世界平和ー今あえて戦争と障碍者について

100万人以上の犠牲者を出したベトナム戦争、日本は侵略したアメリカを支援しました。枯葉剤が人体に深刻な影響を今も与えています。結合双生児として生まれたドクさんの思い、枯葉剤被害の医学的実証や被害者の生活とともに、その教訓を未来に生かす日本の平和教育を紹介します。安保法制下の今こそ考えたいテーマです。

べト・ドクが教えてくれたもの

ベトちゃんとドクちゃんの発達を願う会の支援活動とともに、日赤などの日本からの支援があったからこその成功だった。ドク君に子どもが生まれるというニュースが報じられている今、愛と平和のメッセージとして、分離手術の秘話の数々からその意義を考える。世界的に注目された分離手術から20年、今だからこそ語れるエピソード。

心はつながっている

米軍の散布した「枯れ葉剤」によって、腰から下がくっついている「結合双生児」として生まれてきた兄弟。分離手術を受け、いま平和を取り戻したベトナムで暮らしている「ドクちゃん」が綴る自伝。