昨今、ベトナム到着(国際線・国内線ともに)ターンテーブルにて預け荷物を受け取り時、ツアーご参加のお客様が自分のものではない荷物をピックアップして問題が発生するケースが多発しています。
航空会社の規定により多くの場合では代理人を立てられず、お客様は旅程を放棄して荷物を持ち主の元へ届けなければなりません。
昨今の一例を紹介いたします。
状況
- お客様がハノイ空港で荷物を間違えてピックアップ、夜中にハロンに到着してスーツケースを開けようとしたところに「自分の荷物ではない」ことに気づく
- お客様の荷物は、ハノイ空港に置いてある
- お客様の手元には、他人の荷物がある
- 他人はハノイにいる。荷物には常備薬がはいっていて、今すぐにでも荷物が手元にほしい状況
- お客様の手元にある他人の荷物は、施錠されていない状態⇒紛失の懸念から代理人(配達・受け取り)をたてられない。直接お客様から他人への譲渡が必須
解決
- 翌日朝イチで、別手配の日本語ガイドと車はお客様のいるハロンへ向かう
- お客様は他人の荷物とご自身のパスポートをもって、日本語ガイドと専用車利用でハノイへ向かう
- 他人に荷物を渡す
- 他人から「荷物を受け取りました」の書面(ハノイ空港のLost and found発行されたもの)に他人の署名のうえ、書面を受け取る
- お客様は日本語ガイドと専用車でハノイ空港へ行って、パスポート照合と他人署名入り書面を引き換えにご自身の荷物を受け取る
- お客様は日本語ガイドと専用車で本団と合流
- ツアーに合流
発生料金
日本語ガイドと専用車で600USDはお客様負担、現地払い(保険適用可否不明)
このように、時間やお金をかなり費やしてしまいます。
空港にて受託手荷物をお受け取りの際には、くれぐれもご注意ください。